機構設立のご挨拶-優駿支援情報の公開背景

競馬産業は「主催者」が競馬興行に対してのプラットフォームを提供し、そこに、

などの様々な事業者が参画し、競馬ファンの皆様にコンテンツを提供している一大産業でございます。

そういった競馬産業の要所に立ち、馬事産業界を動かしているといっても過言ではない「馬主・生産・育成事業者」を中心に組成されているのが

でございます。

中央地方併せての馬券売り上げは「4兆円/年」を超える勢いで推移し、一時期の低迷を完全に脱却した状況にあるのが2024年現在の競馬界でございます。

しかしながら、それだけの巨大産業でありながら「情報管理」という意味では、まだまだ未成熟な産業構造であるということ。

その要因をかみ砕いていえば「サラブレッドという生き物のことを知らない方が市場のほとんどを形成している」ということに他なりません。

昨今では「SNS」を拠点とし、芸能人や競馬ファンの方々が自らの視点で予想の公開をしているシーンを数多く見かけております。

その行為自体は、「多くの競馬ファンを巻き込んでいただけている」という点に関して、産業全体にとっても喜ばしい事であると考えております。

がしかし、そこにはやはり「功罪」も存在しているという事。

率直に申し上げれば、

こういった現場に携わったことのない方の予想に「いかほどの価値があるか?」ということに尽きるわけです。

そういった事象が蔓延してしまっていることの要因の一つに、私共のような現場のプロが情報公開をしてこなかったという自省はあります。

つまり、そういった方々の多くが「サラブレッドという生き物のことをどれだけ知っているか」という点に大きな疑義があるという事。

確かに、それを知らずとも、馬券を当てることは出来るでしょうが、そこに「高い再現性があるのか」という疑問は、私共の立場から見てしまうと拭うことが出来ないのです。

例えるならば、あなたの会社の人事部長が「血液型」であなたの性格診断をし、評価と部署移動を決めているような状況とほぼ変わらないように見えているのです。

その様な状況が、昨今のSNSの隆盛を基盤に、広がってしまっているという事。
とりわけ、YouTubeの動画を見ていると、間違ったことを発信している方が非常に多いという現状に、憂いすら感じているのです。

サラブレッドのことを知る。

その大前提を押さえてこそ、

わけですが、ただ単に「期待値だけを口にする輩」が増えすぎていることには警鐘を鳴らすべきなのではないかと考えます。

ここ最近よく聞く言葉だと思いますが、皆様は以下の状況でレースが行われた場合の以下のオッズをどのように捉えますでしょうか。


そして周りのファンはこの2頭の実力を知らない。
アナタだけがこの2頭の実力を知っていた場合、どのように馬券を買うでしょうか?


上記した「期待値のみ」を語る人間は、シャフリヤールの10倍を推奨することが多いという事。
もしくは「イクイノックスは強そうだけど2倍じゃ美味しくない」と言い、このレースに参加すること自体を敬遠するでしょう。

しかしながら、シャフリヤールも強い馬ですが、イクイノックスには到底かなわないという現実を知っている方にしてみれば、

「如何にイクイノックスの2倍というオッズが美味しいか」

そのことが分かると思うわけです。

本来1.0倍でおかしくない馬のオッズが「2倍」つくわけです。

「オッズだけを見て語る期待値」はまるで意味を成しません。

個体の能力を正確に把握し、更に、その時々の状態、更にはレースの条件をすべて把握してこそ、「期待値・妙味」が語られるべきですが、サラブレッドのことを知らない方が、どこまでその部分を正確に語ることが出来るか。

2倍でも美味しい期待値がある
10倍でも美味しくない期待値がある

その根底に「サラブレッドへの知見」があることを忘れている方が多いのだという事。

このことを語らずして、ただただ「配当が良い」という点だけを求めるのは、「資金不足のファン」の皆様には喜ばれるかもしれませんが、プロとは言えません。
私共から見れば、「根拠の薄いただの穴党」という評価でしかないわけで、私共としてはそういった予想に疑問符が残るわけです。

稀にそういった予想が当たり、中には、回収率100%を超えていることを錦の御旗に「自分の予想は凄い」と喧伝し、そして、ホンモノを知らぬ競馬ファンがそこに集っているという状況を見るにつけ、「日本の競馬ファンは大丈夫だろうか?」という不安を突きつけられるわけです。

なぜなら、馬事産業を支えているのは競馬ファンの皆様の馬券売り上げに他ならないからでございます。

馬券で勝つ上で重要な2つの軸。

この2つの内の「投資金を上げてぶち込む」という行為について、最初から捨てて議論がされているように見受けられること。
この二つの軸を同時にまわしていくことが重要であるにもかかわらず、その点がしっかりと広がりを見せていないことに懸念しているのです。

その上で、私共が置かれた立場から一つ言及致します。

正確な情報知る私共からしてみれば、今、馬券投資という視点から見れば、むしろ「ここ数十年で一番美味しい状況が生まれている」と考えております。

なぜなら、そういった影響力を持つインフルエンサー的予想家が明らかなミスリードを行ってくれるからに他なりません。

彼らの指名馬はオッズを動かします。

勿論私共から見れば「その様な馬は100%馬券圏内に来ることは無い」と断言できるケースが非常に多く、私どもが指定する馬が「更に大きな期待値で購入できる」という現象が生まれているからに他なりません。

もちろん、偶然か実力かはわかりませんが、そういったインフルエンサー的予想家の方でも、時には「馬券圏内に来る確率が非常に高い」という馬を指名することもございますが、多くのケースで、その逆であること。

その意味で現在は「そういったミスリード情報が介在してくれるおかげ」で、想定以上の配当が得られるケースが非常に増えているのです。

だからこそ、私共が情報公開をしても「オッズを壊すことなく期待値をしっかりと取れる」という状況が生まれているということも、今回の優駿情報戦略支援機構の発足の後押しとなったわけです。

10倍には10倍の、50倍には50倍の、そのオッズが美味しいといえる「根拠」が必要であり、

「その根拠は正確な各馬の能力・状態・適正の把握ができてこそ」

根拠足りえるという事。

その把握が出来るという根拠において、「生産・育成・レースに実際に関わったことの経験に勝るものはない」と考えるわけです。

さらに、そこから、その経験を「数値化・言語化」することで、より明確に個々のレースにおける各馬の能力比較を追求することを可能とし、自ずと「盲点」となっている競走馬が浮かび上がり、美味しい思いが出来るということに繋がるわけです。

馬券投資を言い換えれば、「ファン同士の金の奪い合い」でございます。
JRAや地方競馬の主催者との勝負ではございません。

如何に他人を出し抜くか。
馬券で利益を出すということはそういう事でございます。

そして、その為に「期待値を語る」のが必須であるという事。
オッズの話では無いのです。

その上で断言いたします。

各競走馬の適正オッズを見極めるためには、

こういった個々の状況を正確に把握することが重要であり、そういった個々の競走馬の状況を正確に把握するための情報を、集められる「唯一の組織」が私共であるということ。

そういった現場のプロのネットワークを持っているからこそ、表に出ない「本音」を一元管理することを可能とし、個々の主観によらない「客観的な判断」を可能とします。

そういった背景すべてを網羅した情報を、

と命名し、2024年7月より運用を開始するに至りました。

そして、一つの事実として、その優駿支援情報には、

「表に出ない様々な思惑が関与している」

というケースがほとんどであるという事。

冒頭に示した通り、馬事産業界には「様々な立場」が混在しており、誰もが周りを出し抜こうと躍起になることは、優勝劣敗の世界では当たり前のことでもございます。

この様な情報はここまで確かに「内部関係者だけで流通させていた」という事実がございます。
なぜならば「オッズが壊れてしまうケース」がほとんどであり、「多くの他者に公開するメリットが無かったから」でございます。

しかしながら、ある意味での「SNSの功罪」により、私共が持つ情報を流通させても影響が薄いだけの状況が整い、予想を公開することへの障壁が低くなったという点。

かねてから多くの関係者からも情報共有をして欲しいという要望が募っておりましたが、今「ホンモノ」を世に出すことを決断したことも、それが最大の要因でございます。

馬事産業界の中枢に位置し、

そういったことを生業として行っている「まさにプロ」としての立ち位置からの、情報提供。

是非とも毎週の競馬投資にお役立ていただきたいと存じます。