

【優駿結果総括】|Vol.7|9月28.29日週】この敗北の味は一生忘れません。
機構正会員の皆様
筆頭分析官の成田でございます。
昨晩会員の皆様に速報メールでご紹介いたしました通り、スプリンターズSでは的中という結果を残せませんでした。
■振興密約デリバティブ競走
9月29日(日)
中山11R スプリンターズS
1着☆13ルガル(9人気)
2着▲2トウシンマカオ(5人気)
3着△5ナムラクレア(4人気)
4着◎6ママコチャ(2人気)
3連複不的中
3連複フォーメーションの軸馬に指名した「◎ママコチャ」の痛恨の4着に、代表の河野から若手のスタッフまで、呆然と立ち尽くすしかできなかったゴール直後。
ピューロマジックとビクターザウィナーの脚色が明らかに鈍り、その直後に居た「☆ルガル」「▲トウシンマカオ」「◎ママコチャ」の3頭が抜けだしたときは、
「これはもらった!」
と誰もが思っていました。
3着と4着の差は僅か「クビ」の差。
ママコチャが3着を死守できずナムラクレアの末脚に屈してしまったところが、正にゴール。
昨日からどこに敗因があったのか、この敗戦を享受しなければならない理由がどこにあるのか。
徹底的に、話を聞いて回りましたが、「事前の準備」という文脈の中からはその答えが見つからなかったというのが正直なところ。
しいて言うのであれば…
「勝ちを意識して乗ったか、勝ちを意識できぬまま乗ったかの差」
でしかありませんでした。
勝ちを意識して乗ったからこそ4着に沈んでしまったママコチャ。
勝ちへの意識を捨てなければならない状況下で、後方で脚を溜めざるを得なかったからこそ、最後に伸びたナムラクレア。
正直、ナムラクレアに関していえば、「勝ち負けの土俵には一度も乗っていない」わけで、私共の評価も△まで、つまりは、有っても3着という評価。
その評価は正しかったにもかかわらず、ママコチャが差されてしまうという状況が、競馬の難しさという事なのだと、自らを納得させるしかないというのが正直な感想です。
もしも、川田騎手が「勝ちを意識せず、2.3着でも十分」という乗り方に徹していれば、確実に3着には残してくれていたでしょう。
ポジションをいかに取るか。
このレースの最大かつ最初のミッションは正にスタート後の「位置取りの攻防」でした。
今開催を通じて明らかに有利な「内前」のポジション。
ピューロマジックの逃げは、世界のスプリント戦でも逃げを打ってきたビクターザウィナーですら引かざるを得なかったほどのスピード。目の前でその状況を見ていた川田騎手が「速い」と感じなかったことなど絶対に無いわけです。
それでも、積極的にポジションを取りに行くべく、外のマッドクールをけん制しながら、インの各馬には自らの内に潜り込ませないようにけん制しつつ、「5番手確保」の好騎乗。しかしながら、このポジションは「勝ちを意識したからこそ必要であった位置」であり、そのポジションをしっかり取りに行った川田騎手自身も「ママコチャの出来の良さと能力信頼していたからこその決断」でございました。
そして、そのポジションを取り切ったことで、2つの「功罪」が生まれてしまいます。
1つ目が、川田騎手の動き出しが「全ての騎手の目標」になってしまったこと。
そして2つ目の功罪が、「勝負に参加できてしまったこと」。
現在の中山の馬場へのイメージ、そして、状態が良かったことで勝ちまでを意識できていた中、最高のポジションが取れてしまったこと。
それら全てが「このハイペースにもかかわらず、4コーナー手前から勝負の動き出しを開始した」ということに繋がるわけです。
昨年より「前半3Fで1.2秒も速いLAP」を刻みながら、昨年ですら「直線を向いてから手を動かし始めている」にもかかわらず、今年は「4コーナー手前から手を動かした」という事実。
それだけ自信を持っての仕掛けであったと思うわけで、その判断を私共は責めることが出来ません。
むしろ、『昨年の勝利こそ「漁夫の利」的に得た勝利である』ということを知っている鞍上だからこそ、『出来が良い今回のママコチャであればねじ伏せるような王道競馬が出来るかもしれない』と考え、4コーナー手前から動いたということが、誰よりも理解できてしまうというのが、私共の総意なのでございます。
そもそも過去10年の1200mの競走で『前半3F32.1以下』というペースは2度しかなく、その一つが、
『テイエムスパーダが1分5秒8で勝利したCBC賞(小倉)』
になる訳ですが、それも超高速馬場であった小倉競馬場で施行された回。
速いとは感じても、「ここまで速い前半を経験したことがほとんどないジョッキー」ばかりなわけです。
しかしながら、川田騎手だけは違います。
なぜなら上記したCBC賞で2着したタイセイビジョンに乗っていた張本人であり、高速馬場でこの様なペースになってしまった際の仕掛けどころを唯一熟知してしまっていたのが川田騎手であるわけです。
高速馬場、内前有利な馬場、そしてそうした高速LAPの経験、それらすべての経験値が『4コーナー手前で動く』という判断に向かったこと、決して間違ってはいないと考えます。
ただし、その様な状況下で唯一の「不条理」は、後方に「勝ちを意識できなかったからこそ脚を温存出来たナムラクレアが居た」ということに尽きると思うのです。
このことをどう捉えるか。
それが、このスプリンターズSの敗北の向き合い方で一番重要な事だと思うわけです。
競馬の世界には優勝劣敗という言葉がございますが、馬券は「3着までが勝者のライン」となります。
競馬では1着と2着の間に雲泥の差があるわけですが、馬券のそれは「3着と4着」の間に雲泥の差があるわけです。
そんなことは誰よりも分かってくださっている皆様だと思いますが、基本的に騎手の考え方、しかも有力馬に乗っている騎手の考え方は「総じて前者の意識」しかありません。
誰もが勝利を意識した状態の中でゲートが開き、レースが始まります。そしてレース中に、思ったポジションが取れなかったり、思ったようなペースにならなかったり、自らの騎乗馬の長所を出し切れない状況に陥った際に、「勝ちへの意識」は一人一人剝がされていき、そのタスクは「一つでも上の着順を」という思考に切り替えるのが騎手という生き物でございます。
勝ちを捨てたからこその3着。
勝ちを意識したからこその4着。
馬券の軸馬としてママコチャを推奨した以上、3着に残して欲しかったという想いしかございません。
そして、どの馬よりも「勝負に挑んだ中でも好成績が残せる馬である」とも判断いたしておりました。
更に、ママコチャの鞍上の川田騎手が、あのポジションを取り切った以上、「2.3着で良し」などという考え方を持つ騎手でないことは自明でございます。
勝負所で勝ちを意識した仕掛けを行ったことを誰が責められましょうか。
よしんば、ナムラクレアも勝ちを意識できるポジションにいてくれていれば、あの3.4着の逆転は起こり得なかったと考えております。
冒頭から、この敗者の弁を皆様がどう受け止めてくださっているか?
言い訳と取るか、ここに私共と共に教訓を見出してくださるか?
ここに書かせていただいた事は「競馬という競技の一つの側面」であり、今回のスプリンターズSにて起こった事実でございます。
しかしながら今回の教訓は「騎手という生き物が上記したような思考の中でレースを行っている」という実は当たり前なことを、「もっと強く意識すべきである」という明示であったと、私共は受け止めました。
結果として、馬券を取り逃してしまった私共が、この事実をどのように受け止め、どのように未来の糧とするか。
その為にも、「今回起こった事象を徹底的に整理して、私共がどう受け止めたかを皆様にお伝えした」というのが、ここまでの敗者の弁の実際です。
競馬から敗者を失くすことはできません。
馬券でも同じ、刹那的な瞬間を切り取ればそこには「勝者と敗者」に二分されるのが実際。
しかしながら、あくまでそれは「瞬間的な状態を指している切り取りの現実」であり、今後も続く馬券投資の「過程の一つ」でしかないとすれば、その敗北をどのように受け止め、その敗北をどう分析するか、ということこそが重要であると、この場を借りて申し上げたかったのでございます。
競馬の勝ち組に居る方々はその中長期における投資実績曲線が、
「勝利と敗北を織り交ぜながら右肩上がりの波線を描きつつ上昇するものである」
という真理を知っております。
だからこそ、1つの敗戦、少々の連敗を享受することが出来る訳です。
しかしながら、なぜ私共がそれを分かっていながら冒頭からこの敗者の弁を書き連ねているかといえば、単純明快に、
「悔しさからである」
と申し上げておきたいのです。
悔しいのです。
競馬産業界に携わって30年以上たつ私共としても、本当に悔しい敗戦でございました。
しかも、今回、「スプリンターズSに参加してくださらなかった方」から、
「調教一番星にルガルを推してくれたおかげで馬券が取れました。ですので、優駿さんも絶対に的中させていると思っておりました」
というようなお声をいただいてしまう始末です。
今回の結果に対して、何よりも私共を信じて「参加してくださった方」に、本当に申し訳の無い結果であったと、思うと共に、
「優駿支援情報を購入せずに無料コンテンツを参考にしていた方が良い」
と思わせてしまうことに繋がってほしくないという想いが、より悔しさを募らせております。
だからこそ、今回は「結果総括」といえるような内容でなくとも、私共がこの悔しさを一生忘れないためにも、赤裸々に敗戦の弁を綴らせていただいております。
この悔しさ、そして、恥ずかしさを、少しでも隠すようなことをするのは、私共を信じてご参加いただいた皆様に失礼でり、冒涜であると考えます。
もちろん無料コンテンツをご利用いただき、馬券を的中させた会員様を悪く言うつもりもありませんし、これからも是非楽しんで情報をご活用いただきたいと思うわけですが、私共の「敗北の受け止め方」、そして現在の「心の所在」を明確に示すことが、「この敗北を確実に未来の糧とするための最初の一歩である」と考え、赤裸々にお話をさせていただきました。
今一度謝罪いたします。
大きな期待を胸にご参加くださった皆様、今回の取りこぼし、大変申し訳ありませんでした。
競馬には様々な「アヤ」や「偶然の産物」という事象が絡みますが、それでもここは確実に的中をお届けしたかったのです。
結果が全てのこの世界で「敗戦を味わわせてしまったこと」、心より謝罪申し上げます。
的中馬券を掴んでいただくことこそが、私共の使命であるにもかかわらず、ここ一番でこのような結果しか残せなかったこと、何度も何度も申し上げますが、慙愧の念に堪えません。
しかし、私共はこれで終わるつもりはございません。
この経験は、絶対にこの先の優駿情報戦略支援機構の糧となり、あの時の敗北が今の勝利を呼んでくれた、と思っていただく瞬間が必ず来ると、明言させていただきます。
GI競走での敗北だからという事ではありませんが、的中の時だけ詳しく話を展開して、敗北の時にうやむやにするということは出来ません。
今回の敗北の味は、とても苦々しい味がしているからこそ。
そして、二度と同じような敗北を味わいたくないと強く自省するからこそ、今後も切磋琢磨を続けていくという想いが生まれるということを、明確に表明させていただき、今週の総括は〆させていただきたいと思います。
シリウスSの話や、一撃ミリオンのお話など、聞いていただきたい話もございますが、それはまたの機会に必ずさせていただきます。
今週だけは、他にどのような的中馬券があったとしても、
「スプリンターズSの悔しい結果を今後絶対に忘れぬための戒めのしるし」
として、この場に書き残させていただきます。
必ずこのリベンジは実現させます。
優駿情報戦略支援機構
筆頭分析官 成田佑二










